著者
菊池英明
所属
題材
対話
被検体
ヒト
データ収集方法
印象評定モデル実験
専門分野
情報科学言語学
評価指標
面接質問紙
キーワード
印象会話分析ユーモア音声対話システム継続欲求
概要

書誌:電子情報通信学会論文誌,2012

電子情報通信学会論文誌 A Vol. J95–A No. 1 pp. 27–36 宮澤 幸希, 常世 徹, 桝井 祐介, 松尾 智信, 菊池 英明

あらまし 我々は,ユーザが長期間利用し続けたい,対話継続欲求の高い音声対話システムのインタラクションの設計指針を得ることを目指している.従来研究では対話の新奇性を高めるために,話題を増やすなどのアプローチがとられてきたが,継続欲求の観点では十分な評価が行われておらず,有用性に疑問が残る.本研究の目的は,音声対話システムで利用可能な,新奇性によらない対話継続欲求向上の要因を解明することである.第一に人同士の対話を円滑化させる「社会性の高い対話」に着目し,会話分析によって要因を明確化した.第二に,相手の関心を引く「ユーモア表現を含む発話」に着目し,ユーモア発話を行う対話システムを構築して評価実験を行った.その結果,人同士の対話において相手の発話行動を限定しないこと,相手の話を聞いている実感を与えること,システム発話において意外性の高いユーモアを使うことが有効であった.

キーワード 音声対話システム,継続欲求,印象,会話分析,ユーモア 

登録日
2015年02月02日 00:06
登録者