著者
鈴木伸一
所属
題材
疾患特性行動
被検体
ヒト
データ収集方法
介入調査
専門分野
臨床心理学
評価指標
質問紙
キーワード
キャンプ1型糖尿病罹病期間セルフエフィカシーセルフケア行動
概要

書誌:行動療法研究 ,2011

佐々木美保・尾形 明子・伊藤 有里・武井 優子・兼子 唯・宮河真一郎・神野 和彦・小林 正夫・鈴木 伸一 (2011), 1型糖尿病患児の罹病期間、セルフエフィカシーとセルフケア行動との関係一1型糖尿病患児を対象としたキャンプを通して一, 行動療法研究, 37(3), 157-169.

要約本研究の目的は、 1型糖尿病患児を対象としたキャンプが、患児のセルフケア行動に及ぼす影響について長期的な検討を行うとともに、セルフケア行動に影響を及ぼす要因として指摘されている罹病期 間、セルフエフィカシーとの関連について検討を行うことであった。 1型糖尿病患児20名に対して、 キャンプ前後、1カ月後、 6カ月後にセルフケア行動とセルフケア行動に対するセルフエフィカシー、 罹病期間を測定した。分析の結果、キャンプ参加によってセルフケア行動が一時的には増加するものの、長期的にはセルフケア行動は維持されず、また、罹病期間が長い、もしくは、セルフエフィカシー が低い患児は、セルフケア行動の遂行が十分ではないことが示された。罹病期間とセルフエフィカシー を考慮したキャンプでの関わりが、三児のセルフケア行動を高めるために重要であることが示唆された。

登録日
2015年02月02日 00:06
登録者