著者
竹中晃二
所属
題材
運動疾患特性健康
被検体
ヒト
データ収集方法
調査
専門分野
健康科学
評価指標
行動観察
キーワード
運動性喘息喘息身体活動加速度計子供
概要

書誌:アレルギー ,2011

萬木 晋, 渡辺 博子, 竹中 晃二, 大矢 幸弘. (2011). アレルギー 60(2), 199-206.

【背景と目的】運動は健常児のみならず喘息児にとっても重要であるが,近年肥満との関係も指摘され,喘息児の運動量が健常児に比べて少ないかどうか客観的な測定に基づく比較が必要である.Accelerometerにより測定した喘息児の歩数を用いて健常児との比較を行った.【方法】アレルギー科外来に通院する小学校4-6年生の喘息児57人に運動強度測定機能付き歩数計(OMRON HJ151)を2週間装着し,平日と休日に分けて1日平均歩数と中等度以上の運動に費やした歩数(エクササイズ歩数)を計測し,年齢および体重がマッチする小学生のデータと比較した.【結果】39人から回答を得た.健常児と比較して,喘息児では男児においてのみ平日平均歩数・平日エクササイズ歩数・休日エクササイズ歩数が低値であった(p=0.003,p<0.001,p=0.037).【結語】アレルギー科に通院する喘息児,特に男児は健常児よりも歩数が少なく,運動量が少ない可能性が示唆された. 

登録日
2015年02月02日 00:06
登録者