著者
鈴木伸一
所属
題材
ストレス
被検体
ヒト
データ収集方法
調査
専門分野
臨床心理学
評価指標
質問紙
キーワード
罰と報酬の感受性ストレス反応就労者
概要

書誌:ストレス科学,2014

伊藤大輔・田上明日香・大野真由子・清水馨・奈良元壽・鈴木伸一(2014), 企業従業員における罰と報酬の感受性とストレッサ―,ストレス反応との関連, ストレス科学, 27(3), 291-300.

要約

本研究の目的は,職場における罰と報酬の感受性尺度を作成したうえでストレッサ―,ストレス反応(ネガティブなストレス反応と活気)との関連を明らかにすることであった。企業従業員を対象に調査を実施した結果,十分な信頼性と妥当性を有する職場における罰と報酬の感受性尺度(2因子構造,全15項目)が開発された。次に,職場における罰と報酬の感受性とストレッサ―,ストレス反応の関連を検討した結果,ストレッサ―にのみならず,罰と報酬の感受性もストレス反応(ネガティブなストレス反応と活気)の表出に関連していることが示された。以上のことから,職場領域において,個人の罰と報酬の感受性に着目した心理的介入がメンタルヘルスの向上のために有効である可能性が示唆された。

登録日
2015年02月02日 00:06
登録者