著者
鈴木伸一
所属
題材
行動
被検体
ヒト
データ収集方法
調査
専門分野
臨床心理学
評価指標
質問紙
キーワード
不安障害症状評価尺度うつ病
概要

書誌:行動療法研究 ,2013

巣山 晴空・横山 知加・小松 智賀・野口 恭子・兼子 唯・鈴木伸一・貝谷久宣 (2013), 不安うつ病尺度の開発と信頼性・妥当性の検討, 行動療法研究39(2), 87-97.

要約本研究の目的は、「不安うつ病尺度( Anxious Depression  Scale; ADS)」の開発であった。不安障害 にうつ病を併発した患者 114名、うつ病を併発していない不安障害患者 153名、大うつ病患者80名、 大学生97 名を対象に質問紙調査を行った。 ADSは「行動・情動症状」、「身体症状」、「攻撃的情動(動 的情動)」、「非攻撃的情動(静的情動)」の 4因子で構成され、内的整合性は高かった(α= 0.72 ~O. 92)。 また、 ADSは他の対象者と比較して不安うつ病患者において有意に高得点であり、うつ症状評価尺 度と中程度の正の相関関係にあった。以上の結果から、 ADSは高い信頼性と妥当性を有することが 明らかにされた。

登録日
2015年02月02日 00:06
登録者